2022年9月6日
子供達の夏休みも終わりました!
小学生のお子さんをもつお母さんにとっては毎年悩みの種の自由研究。。
私の子供も小学生なので、どうしようかと悩んで、子供と話し合い、「フッ素の効果」を自由研究のテーマにしました。
用意するものは、卵、お酢、歯磨き粉です。
ー卵を使う理由ー
表面(エナメル質)の主な成分はカルシウムの一種なので、炭酸カルシウムが主成分の卵の表面(殻)を歯に見立てました。
ーお酢を使う理由ー
私たちが食事をすると、食べ物そのものの酸やお口の中の細菌が食べ物を分解しようと出す酸により、お口の中は酸性になります。この状態を「お酢」で作り出しました。
実験方法は、 〇を書いた方に、フッ素入りの歯みがき剤を塗り、一晩置き、歯みがき剤をきれいにふき取った後、お透明なコップに卵を入れ、薄めたお酢を注ぎ、卵の表面の変化を観察します。
〇マークと×マークの表面をそれぞれ観察すると、×マークの表面には泡がたくさん出てきました。
この泡は、卵の殻がお酢の酸に溶かされて出てきたものです。
〇マークの方は歯みがき剤のフッ素が、卵(殻)の表面を酸から守っています。
この結果を見た娘は、こんな風に歯が溶けていくのかとびっくりしていました。
普段、歯磨き粉をめんどくさがってつけないことが多い娘でしたが、この実験を機に、ちゃんと毎回歯磨き粉をつけて磨くようになりました。
その習慣ができただけでも、この実験をやってみてよかったなと思いました。
ちなみにフッ素入りの歯磨き粉は1000ppm以上ないと効果が少ないと言われています。歯磨き粉を選ぶ際は1000ppm以上の高濃度フッ素配合歯磨き粉を選んでくださいね!
こやま歯科医院 歯科衛生士 YJ